汚し塗装のススメ③(サビ編)

汚し塗装

メカの使用感を表現したい!

 工事現場で重機などを見ると、思わずサビに目がいってしまう、そんなあなたにおススメのサビ塗装を解説します!

 現役のメカがそんなにサビるか?そもそも宇宙で戦ってるのにサビるの?色んな疑問があるでしょう。激しい戦いをくぐってきた感じがでるからいいんじゃないwww

 私も毎回やるわけではありませんが、ジオン系の機体、しかも残党兵ともなってくればサビてて当然でしょ!!くらいの気持ちで思いっきりサビ表現を楽しんでます。

 もちろんガンプラに限らず、スケールモデルにも使えるので是非試してみてくださいw

サビにも年齢がある?

 単に赤茶系の色を置いていってもサビに見えますが、本物のサビをよく見てみましょう。所謂サビ色の周りに黒いところや明るい赤や黄色のところもあることに気づきませんか?

 古いサビはより黒く、新しいサビは赤や黄色に見えるのです!それを再現できればよりリアルなサビ感(そんな言葉ある?)が表現できるのではないでしょうか。やってみましょう!

 今回は1/144キットにゴリゴリのサビ表現をすると、現役の機体に見えなくなっちゃうので、まずはプラ板にデモンストレーションします。

使うのはやっぱりエナメル塗料!

 汚し塗装にはエナメル塗料が便利です。臭いが気になる方は水性ホビーカラーでも同様のことはできますが、エナメルだとやりすぎた時に下の塗装を傷つけずに汚し部分だけ落とせるので、このメリットは簡単に手放すわけにはいかないっス。

 用意するのはフラットブラック(古いサビ)、クリヤーオレンジ(新しいサビ)、そしてメインのサビ色は秘伝のタレw ハルレッド:ブラック:グレー=2:1:1で混ぜた色です。私が唯一調色して使っている塗料ですw 正確に2:1:1じゃなくて大丈夫。混ぜながらご自身の目でお気に入りのサビ色を作ってみてください。この何とも言えない小学校の鉄棒のような色がいい仕事をしてくれます!

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サビそうなところに黒を塗って、、、

 なんとなく広い面の真ん中からサビるのは不自然かな、エッジ、逆エッジのところ、可動により擦れて塗装がハゲやすいそうなところ、こういうところがサビるのではないでしょうか。

 まずサビそうなところにフラットブラックを塗っていきます。テクスチャ(凸凹とした質感など)を出したい時はスポンジチッピングでもOK。続いてその外側に秘伝のタレを、同じくスポンジでもよし。

秘伝のタレはこんな色!

 そして最後にさらに外側にクリアオレンジを筆でポンポンと置いていって、専用の薄め液を浸した筆でこちょこちょと滲ませていく。あっという間にサビ表現の出来上がり!!

どれくらいサビるのかな?

 ガンプラの場合、1/144だと1㎜が実際には14.4㎝、1/100だと1㎜が10㎝。例えば30㎝×30㎝のサビって結構デカいですよね。そこまでサビたらもっとボロボロになっちゃうんじゃないかな、なんてことが頭をよぎったりしますw なので私はHGではこの表現は使わないことが多いです。

 でもちょっと使用感を演出したいという時はクリアーオレンジを筆先でちょんちょんつけて、それを溶剤筆で滲ませるだけにします。

MGだとある程度サビが見えても大丈夫なスケールだろうと考えて、ちょっと大げさに1㎝四方くらいのサイズでサビ表現を入れてます(1㎡のサビの塊はちょっとデカいだろ、でも模型はデフォルメしてナンボだから許してwww)

とはいえ細かいことは気にせずサビ表現を楽しみましょう!

 ドアンザクあたりならどんだけサビてても不自然には見えないでしょwww まずはドアンザクで思いっきり練習してみてはいかがw

 とりあえず、ところどころにクリアーオレンジで雰囲気出してみました!クリアー塗料なので当然艶があります。最後にまたトップコートをするので今はキラキラしてても大丈夫です。

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